原油価格の急落で産油国が大ピンチ

アルジェリアで開かれた臨時総会で、石油輸出国機構(OPEC)は、10月に次いで日量220万バレルもの大幅減産に踏み切った。

 2008年7月に1バレル140ドルを超える史上最高値を記録した原油価格。しかし、世界金融危機で状況は一変し、今では40ドル台で推移している。

 産油国にとっては手痛い打撃だ。驚いたことに、現状の原油価格を前提にすれば、財政赤字に転落してしまう国すらある。

 湾岸6ヵ国を例にとって説明しよう。表を見れば一目瞭然だが、オマーンとバーレーン、サウジアラビアについては、すでに「損益分岐点」を下回っている。7月までの価格高騰の貯金があるため、今年度は赤字にはならないと見られるが、先行きの予断は許されない状況だ。

過去数年間、右肩上がりで上昇を続けた原油価格を元手にして、湾岸諸国は驚くべき開発計画を乱発してきた。アラブ首長国連邦(UAE)のドバイが高さ1キロメートルのビルを建てると言えば、サウジもそれに対抗してきた。

しかし、「09年以降は、こうした開発への投資は減るだろう」という見方が大勢を占める。ドバイでは先頃、トランプタワーと呼ばれる高層ビルの開発が頓挫したばかりだ。

 それだけではない。過去5年間に、湾岸諸国合計でおよそ90兆円を投じて買いあさった海外資産も金融危機によって大暴落しているのだ。世界有数の投資家として知られるサウジのアルワリード王子は、この1年間で総資産の2割、4000億円を失ったと報じられている。

 OPECが大幅減産に踏み切っても、原油価格が再び急上昇するとは考えにくい。空前の資源バブルから一転して、財政危機のピンチ。産油国は、世界史上に例を見ない落差に直面している。
タグ:原油価格
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海底パイプラインから石油強奪して死刑に

2008年12月25日、山東省東営市中級人民法院(日本の地裁に相当)で死刑判決を受けていた犯罪組織のリーダー・王玉江(ワン・ユージアン)と劉林彬(リウ・リィンビィン)両死刑囚に、死刑が執行された。2人は海底パイプラインから石油を盗むという中国初の事例で立件されていた。斉魯晩報が伝えた。
2005年6月から8月にかけて、河北省の農民・王と山東省の漁民・劉を首謀者とする10人のグループは、複数回にわたって勝利油田の海底パイプラインから石油を盗み出した。その際に石油漏出事故が発生、17立方メートルの原油が漏出したほか、108時間にわたりパイプラインが停止するなど原油生産に深刻な悪影響を与えた。

また、漏出した原油によって河北省、山東省、天津市などの海域が汚染された。東営市の養殖場だけで被害額が1億3000万元(約13億2000万円)に上るなど、大きな被害をもたらしている。今月14日、東営市中級人民法院は犯罪組織が深刻な経済被害、環境破壊をもたらしたと認定、社会に大きな悪影響を与えたとして、最高人民法院(日本の最高裁の相当)の審査を経て首謀者2人に死刑を言い渡し、25日に執行された
タグ:ガソリン
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